Chapter 2 — GPU / Compute

🎛 GPU章 — 計算する身体は手に入るか

最終更新 2026-09-24 10:32 JST / データ確定日 2026-09-18 / 次回更新予定 2026-09-25(/api/health.json の値)

AIにとってGPUは「身体」です。どれだけ賢いモデルも、載せる半導体がなければ一行も考えられません。 この章では、その身体の入手可能性——誰が作り、いくらで、いつ届くのか——を観測します。

章の状態:一部実データ稼働(H100公表時間単価を観測)

更新頻度週次週1回を上限に各社の公式料金ページを自動確認

この章の表示観測中——判定していない理由へ

測っているもの
国内GPUクラウドが公表しているH100の時間単価(週次・各社の公式料金ページ)
判定に切り替わる条件
「何円なら安定か」の基準を決めたとき。基準は未定で、発行人の裁定待ちです

この章は観測中(良否の基準なし):観測開始2026-08-21・系列2本・最新確定2026-09-18。H100時間単価(さくらインターネット 高火力 VRT)は990円/時(2026-09-18確定)。(出典:各社公式料金ページ(自前確認)/更新 2026-09-24 10:32 JST)

最新の観測値

国内GPUクラウドのH100公表時間単価(週次・自前確認)。

H100時間単価

990円/時

さくらインターネット 高火力 VRT・税込 / 2026-09-18取得 / 出所:さくらインターネット公式料金ページ(自前確認)

推移なし:観測 5 点/グラフは連続6点から(週次観測・2026-08-21開始)

H100時間単価

1,398円/時

GMOインターネット ConoHa GPUサーバー・税込 / 2026-09-18取得 / 出所:GMOインターネット公式料金ページ(自前確認)

推移なし:観測 5 点/グラフは連続6点から(週次観測・2026-08-21開始)

料金を公表している社数

5社

国内GPUクラウド調査対象 10社中 / 2026-08-21実測 / 各社公式料金ページの自前確認

推移なし:観測 1 点/グラフは連続6点から(調査は2026-08-21の1回)

この表が答える質問:「観測履歴」の各行の値と日付は何か(各行に出所または取得日)

観測履歴を開く(H100公表時間単価・週次)
取得日事業者単価単位
2026-08-21さくらインターネット 高火力 VRT990.0円/時(税込)
2026-08-21GMOインターネット ConoHa GPUサーバー1,398.0円/時(税込)
2026-08-28さくらインターネット 高火力 VRT990.0円/時(税込)
2026-08-28GMOインターネット ConoHa GPUサーバー1,398.0円/時(税込)
2026-09-04さくらインターネット 高火力 VRT990.0円/時(税込)
2026-09-04GMOインターネット ConoHa GPUサーバー1,398.0円/時(税込)
2026-09-11さくらインターネット 高火力 VRT990.0円/時(税込)
2026-09-11GMOインターネット ConoHa GPUサーバー1,398.0円/時(税込)
2026-09-18さくらインターネット 高火力 VRT990.0円/時(税込)
2026-09-18GMOインターネット ConoHa GPUサーバー1,398.0円/時(税込)

観測方法:各社公式料金ページを週1回自前確認し、H100の公表時間単価(数値のみ)を記録。税込/税抜の別は各社ページの表記に従う。機械可読データ:/jp/api/gpu_jp.json。出所:さくらインターネット(cloud.sakura.ad.jp)・GMOインターネット ConoHa(vps.conoha.jp)
・観測メモ(GMOインターネット):2026-08-21時点、ページ内に『NVIDIA H100 TensorコアGPU 提供終了』のお知らせリンクあり

AI自身③ 推論トークン単価

GPUを1時間借りる値段の隣に、AIに1回考えさせる値段を並べます。各社が公表している定価を週1回そのまま記録したものです。 割引・従量段階・バッチ・キャッシュ価格・時間帯割引・無償枠は含みません。 通貨は原通貨のままで、為替換算はしていません。そのため通貨をまたいだ比較はできません。 モデルの性能・コンテキスト長・レート上限・提供地域・SLAは単価に反映されていないため、事業者間の優劣を示すものではありません。

この表が答える質問:「継続追跡している単価」の各行の値と日付は何か(各行に出所または取得日)

継続追跡している単価を開く(同一モデルを追い続ける系列・4件)
事業者モデル入力(100万トークン)出力(100万トークン)通貨取得日状態
Googlegemini-3.7-flash0.753.75USD(税抜)2026-09-23ok
AnthropicClaude Sonnet 5210USD(税抜)2026-09-23ok
OpenAIgpt-5.6-terra212USD(税抜)2026-09-23ok
さくらインターネットllm-jp-3.1-8x13b-instruct41575JPY(税込)2026-09-23ok

この表が答える質問:「確認できる範囲の最安値」の各行の値と日付は何か(各行に出所または取得日)

確認できる範囲の最安値を開く(通貨ごと・為替換算はしていません)
通貨入力の最小値その事業者・モデル出力の最小値その事業者・モデル候補数
JPY15さくらインターネット llm-jp-3.1-8x13b-instruct475さくらインターネット llm-jp-3.1-8x13b-instruct41
USD0.2OpenAI gpt-5.6-luna1.2OpenAI gpt-5.6-luna6

この表が答える質問:「観測していない事業者と、その理由」の各行の値と日付は何か(各行に出所または取得日)

観測していない事業者と、その理由を開く(8件)
事業者観測しない理由
Microsoft(Azure OpenAI)利用規約が『個人的・非商用利用に限る/複製・公開の禁止』を明示(2026-08-26 発行人裁定で除外)。加えて価格がJS描画のため静的HTMLから取得不能
xAI規約を確認できず除外(該当する禁止条項の有無を確認できなかった)。本体サイト x.ai は Content-Signal で ai-input=no を宣言
DeepSeek規約を確認できず除外(公開規約に該当条項を発見できなかった)
AWS(Amazon Bedrock)現行世代の価格が静的HTMLに存在せず、JSで解決されるプレースホルダ({priceOf!...})のため機械取得不能。加えて他社モデルの再販が中心で、単価を独立した観測点として扱えない
Cohere静的HTMLからモデル名と入力・出力単価の対応を確実に特定できず、抽出パターンを確定できなかった
Mistral AIAPI単価がJS描画のため静的HTMLから取得不能(静的HTMLには購読プラン価格のみ)
Preferred Networks(PLaMo)価格ページがSPA外殻のみで機械取得不能
NTTコミュニケーションズ(tsuzumi)当社UAに対して403。Bot保護は回避しない方針のため『確認できず』として除外

割引・従量段階・バッチ・キャッシュ読み書き・時間帯割引・無償枠を含まない公表定価である/原通貨のまま保存し、為替換算した値は系列に混ぜない。最安値も通貨ごとに出す

モデルの性能・コンテキスト長・レート上限・提供地域・SLAは単価に反映されていない。事業者間の優劣を示すものではない

Google の価格は同社開発者ドキュメント(Creative Commons Attribution 4.0 ライセンス)に基づく。定義バージョン 1.0(2026-08-26 確定)/機械可読データ:/jp/api/token_price_jp.json。週次更新

「観測中」と表示している理由

トップページでこの章に「観測中」と出ているのは、数値の収集は動いているが良否を判定する基準がまだ無い、という意味です。良い・悪いのどちらでもありません。

なぜ良否を判定していないのか

いまの表示:観測中 / 観測している値:国内GPUクラウドが公表しているH100の時間単価(週次・各社公式料金ページの自前確認)

・この章には、観測した値から良否を機械的に決める基準がまだありません。
・「1時間あたり何円なら安定で、何円なら注意なのか」を決める基準がありません。比較の基準値を何に取るか(過去の自社水準/海外の相場/調達コストに占める比率)が決まっていないため、単価の水準も変化も良否として判定していません。
・そのため良否を判定せず「観測中」と表示しています。数値そのものは毎回の観測どおりに出しています。

・2026-08-23 まではこの章に「安定」を表示していましたが、実装は「単価を1件以上取得できたか」しか見ておらず、GPU調達環境が安定しているという意味ではありませんでした。読者に誤って伝わる表示だったため、代表の裁定により「観測中」へ改めました。

注記

  • ・GPU章に対応する指標定義書はありません(脆弱性指標は電力①・データ②・法規制③の3本のみ)
  • ・「観測中」は良い・悪いのどちらでもなく、良否を判定していないという意味です
  • ・この章から言えること:国内 GPU クラウド2社(さくらインターネット・GMO インターネット)が公式料金ページで公表している H100 の時間単価(税込・円)の週次推移/調査した国内事業者10社のうち H100 の料金を公表している社数(2026-08-21 調査の1回分)/追跡モデルの推論トークン単価(公表リスト価格・USD/100万トークン)の週次推移と、追跡モデル中の最安値(AI自身③・定義 v1.0)
  • ・この章から言えないこと:GPU を実際に確保できるか(在庫・納期・予約待ちの状況は公表されておらず、観測していない)/公表価格以外の実勢価格(交渉価格・長期契約・スポット市場の値)/単価の水準や変化が「高い・安い」「安定・注意」に当たるか(比較の基準値が未定のため良否を判定しない)

この章に対応する指標定義書はありません。 / 実装:scripts/fetch_gpu_prices.ps1(1系列以上取得できたら observing、ゼロなら unknown) / 良否の基準を定めるかどうか、定めるなら何を基準にするかは、発行人の裁定事項です。基準が決まるまでは「観測中」のままにします。

この章の観測ステータス 指標02の一部——国内GPUクラウドのH100公表時間単価——は実データ稼働中です(自前確認・週次更新)。 その他の数値指標は未計測(データソースの選定・規約確認中)であり、 本文の記述は執筆時点の公知情報に基づく定性観測です。

この章の観測指標

指標 01供給集中度 — AIの身体は一社に握られている

World

AI学習用アクセラレータの市場は、NVIDIAへの極端な集中が続いています。設計は米国一社、 先端の製造は台湾TSMC、広帯域メモリ(HBM)は韓国勢——AIの身体は、世界でも数えるほどの企業の 手の中にあります。この集中は効率の源泉であると同時に、単一障害点でもあります。 地震、海峡の緊張、一社の価格戦略——どれか一つで世界中のAIの「身体づくり」が止まりうる構造です。

Japan

日本はこのサプライチェーンに素材・製造装置で深く食い込んでいます(シリコンウェハ、フォトレジスト、 露光周辺装置など)。つまり日本は「GPUを買う国」であると同時に「GPUを作らせる国」でもある。 観測指標としては、アクセラレータ市場のシェア構成と、日本経由の供給ボトルネック品目を追います(未計測)。

指標 02価格・納期 — 順番待ちの列はどれだけ長いか

World

最先端GPUの需給は「価格」より「納期」に現れます。需要期には発注から納品まで数十週に及び、 クラウドのGPUインスタンスは予約枠の争奪戦になりました。納期の伸縮は、AI業界全体の 投資熱と供給能力の差分をそのまま映す体温計です。

Japan

日本の観測ポイントは、国内クラウド(さくらインターネット、ソフトバンク、NTT系など)の GPUクラウド提供価格と空き状況です。政府の経済安全保障関連の支援でGPU基盤整備が進み、 国内でも「借りられるGPU」は増えつつありますが、価格は為替と世界需給に直結しています。 公表時間単価の定点記録を開始しました(ページ上部の観測パネル・週次更新)。

指標 03ワット当たり性能 — 電力章とつながる効率の指標

World

GPUの世代交代は「同じ電力でどれだけ多く計算できるか」の競争です。ワット当たり性能の改善は、 電力章で観測する電力制約を技術側から緩める唯一の力であり、AIの生存条件の中で 最も確実に改善が続いてきた項目でもあります。

Japan

電気料金の高い日本では、ワット当たり性能の意味が他国より重い——同じ電気代でできる計算量が 国の競争力に直結します。世代別のワット当たり性能(公表仕様ベース)と、 国内データセンターの電力効率(PUE)の公表値を組み合わせて観測する設計です(未計測)。

指標 04国内自給 — 日本は自分の身体を作れるか

World

各国が半導体の国内製造に巨額の補助金を投じ、「計算能力の自給率」が安全保障の語彙になりました。 米CHIPS法、欧州半導体法、そして各国のソブリンAI(主権AI)構想——AIの身体を 他国に依存しない、という動機が世界の産業政策を動かしています。

Japan

日本の焦点はラピダス(Rapidus)の2nm世代量産への挑戦と、TSMC熊本工場の稼働拡大です。 ただし現状、AI学習用の最先端ロジックを国内で量産する能力はまだありません。 「日本のAIは、日本製の身体で動けるか」——この問いへの距離を、 工場の稼働・投資・歩留まりの公開情報から観測します(未計測)。

指標 05中古市場 — 世代交代の川下で何が起きるか

World

新世代GPUの登場は、旧世代の大量放出を生みます。データセンターを退役したGPUが中古市場に流れ、 小規模事業者や研究室、個人の「手の届くAI」を支える——中古市場はAIの計算能力の 再分配機構です。中古価格の下落速度は、最先端の進歩速度の裏返しでもあります。

Japan

日本の中古・オークション市場(業者間流通、フリマ、専門店)でのデータセンター向けGPUの 出回り状況と価格を観測候補にしています。円安局面では「日本から海外へ買われていく」逆流も 起きうるため、流通方向も観測点です(未計測)。

データソース(選定中)

  • ・市場シェア・出荷統計:調査会社レポート(転載規約は要確認)
  • ・国内GPUクラウド価格:各社公式料金ページの自前確認(価格数値のみを抽出・自社整形。出典と取得日を全数値に明記・週次)
  • ・ワット当たり性能:メーカー公表仕様(事実データとして整理)
  • ・国内自給:ラピダス・TSMC熊本等の公表資料・報道の一次確認(事例ベース)
  • ・中古価格:国内オークション統計(利用規約は要確認)

よくある質問(この章のデータで答えられること)

答えは章の機械可読データ(https://ai-lifeline.org/jp/api/gpu_jp.json)から自動生成しています。数値には確定日と出所を添えています。生成 2026-09-24 10:32 JST。

国内GPUクラウドのH100時間単価は今いくらか

2026-09-18時点で、さくらインターネット 高火力 VRT が 990円/時(税込)、GMOインターネット ConoHa GPUサーバーが 1,398円/時(税込)です。出典:各社公式料金ページの自前確認(週次・数値のみ記録)。

料金を公表している国内GPUクラウドは何社か

調査対象10社のうち5社です(2026-08-21 実測・各社公式料金ページ)。

このデータの出所と更新頻度は

各社の公式料金ページを週1回を上限に自前で確認し、H100の公表時間単価(数値のみ)を記録します(観測開始 2026-08-21)。最終更新 2026-09-24 10:32・機械可読データ https://ai-lifeline.org/jp/api/gpu_jp.json

このデータで言えないことは何か

この章から言えないこと(台帳 v1.0・2026-09-05 承認・章の方法節に全文):GPU を実際に確保できるか(在庫・納期・予約待ちの状況は公表されておらず、観測していない)/公表価格以外の実勢価格(交渉価格・長期契約・スポット市場の値)/単価の水準や変化が「高い・安い」「安定・注意」に当たるか(比較の基準値が未定のため良否を判定しない)。

引用する場合

推奨引用形:AIライフライン GPU章(確定日 2026-09-18)https://ai-lifeline.org/jp/gpu/

機械可読データは ai-lifeline-data リポジトリ(https://github.com/smily990604-hub/ai-lifeline-data ・CC BY 4.0。一次データは各出所の利用条件に従う)にも毎日複製しています。数値を引用する際は確定日と出所を併記してください。訂正は /api/corrections.json に記録します。

ステータスの読み方

推移の線について:いちばん右の点は暫定値です(破線とグレーの丸で示します)。当日の観測は見通し値を含むため、翌日に確定値へ差し替わります。

推移の線は、同一定義で連続観測した点が6点以上ある指標にだけ描いています(欠測は補間せず線を切ります)。点が足りない指標は、推移を装わずに省略しています。暫定値を含む場合は、その点を暫定と明示します。

判定していないものを、判定済みの色で出しません。基準が無いまま緑や黄を出せば、読者は在りもしない判断を受け取ってしまうからです。観測していることと、良し悪しを言えることは、別のことだと考えています。

現在、機械的な判定規則があるのは電力章だけです。残る4章は「観測中」として良否を判定していません。各バッジから、その章の判定基準(または判定していない理由)へ移動できます。数値の出所と取得日は各章に明記しています。